おばあちゃんは世の中にいっぱいおります。
おじいちゃんもいっぱいおります。
でも、私にとって大切なおばあちゃんは、石巻の義母です。
その次に大切なおばあちゃんは、三吉堂のおばあちゃんです。
どちらも90をとおに過ぎているのですが、どちらも元気です。
と言いたいところですが、三吉堂のおばあちゃんが、最近そうではなかったのです。
妻がお正月明けから3回も行ったのに、のれんが下りていたのです。
中をのぞくと、陳列棚には何もなく、いよいよか、と思ったそうです。
心配になったので、今日私も連れだって行ってみました。
そしたら、ちょうど今日から店を開けたのだとか。
年末、注文が殺到して働き過ぎたのがたたったとか。
足に水が溜まって、救急車で病院に行ったのだとか。
「痛くて痛くて、私、泣いたよ」だとか。
そんな話を、目を輝かせながらたくさんしてくれました。
それでも今は元気になったので、よかったよかった!
きんつばと黒糖まんじゅうを買って帰りました。
なんとか今年もあの、おいしいあんこが食べられそうです。