ふるさとは 遠きにありて 思ふもの
そして悲しく うたふもの
よしやうらぶれて 異土の乞食と なるとても
帰るところに あるまじや
ひとり都の ゆふぐれに ふるさとおもひ 涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこに かえらばや
遠きみやこに かえらばや
「小景異情」室生犀星
妻が大好きな詩である。
だが、ヒジョーにザンネンなことに、わが妻は3行目をこう読み覚えていたそうな。
いどの「かわず」となるとても。
もちろん正しくは、乞食は「かたい」と読みます。
「井戸の蛙」からの連想でしょう。
かく言うボクは、次の行をこう読み違えていました。
帰るところにアルマジロ。
あんまりとは思うけど、これもホントの話。。。
室生犀星に怒られそう。。。