「お話し上手」は「文章上手」か?

(1)服装、表情、態度、仕草、姿勢 55%
(2)声の大きさ 、抑揚、話し方 38%
(3)話の内容 7%

これは営業の世界でよく言われることですが、話し言葉では、相手にものを伝える上で、話の内容よりも圧倒的に(1)と(2)の要素が大きいそうです。
たしかに、身振り手振りを交えて、表情豊かに語りかけられると、何だかよく分からないけど、納得してしまったり、思わず財布の紐を緩めてしまうことだってあります。

しかし、「書き言葉」となるとこれは一変します。
さっきの(1)の要素に当たるのは、せいぜい「封筒や便箋のグレード」だったり、手書き文の場合は「達筆なペン字」だったりといった程度の要素に限られます。
つまり、書き言葉では、相手に伝えるためには「話の中身」や「話の組み立て方」が重要だということです。
また、書き言葉の「言い間違い」は、その場の雰囲気でごまかせますが、書き言葉の「誤字脱字」は永久に残ってしまいます。

お話上手が文章上手というわけにはいかないのは、このような理由によります。

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