ゴジラの魅力。

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NHKのBSでこの夏、ゴジラ映画の特集をやっておりまして、ボクらももちろん観ています。
昨日はゴジラの連発「シェ〜!」に大笑いしました。
彼のユーモアはたまらなく魅力的です。
あの顔で、あの凶暴なゴジラがやるから可笑しいのですね。

あのシーンを観て自分も笑いながら、あの映画を映画館でリアルタイムで観ていた人たちのイキイキした表情がまざまざと浮かんできました。
スクリーンの裏側からこっそり観客を覗き見しているボクの目。
そこに見える観客の顔はこうです。

野球帽をかぶった少年の、前歯のまだ生え変わらない、大口開けた笑い顔。
夏休み、ねだられて少年と一緒に観にきていたお父さんも、思わずプッと吹き出しています。
映画館中み〜んなゲラゲラ笑っています。

ちょうどその感じは、『寅さん』や『釣りバカ日誌』を観ている時の観客の顔と重なります。
大ヒットして何作も作られていく映画には、そういう共通の魅力があるような気がします。

ゴジラはこうやって、国民に愛される怪獣になっていったんだなあと思いました。
あのコワい顔で、ビルや橋や鉄道を破壊するあの凶暴さと、それとは真逆に、時折見せる「ユーモア」や「おちゃめさ」や「ひょうきんさ」のギャップがたまりません。
これが、ゴジラという愛されるキャラクターの最大の魅力です。これは、もしかして国民的ヒーロー(というか「アイドル」かな?)になるための必須条件かもしれませんね。ゴジラはその要件を満たしています。

一方、キングギドラはその対極にいる怪獣ですね。
ラドンはゴジラの悪ガキ仲間。モスラは仲間の優等生って感じです。ちび丸子ちゃんでいうところの「花輪くん」みたいな。。。

同時に、岩を蹴飛ばしたり投げたりするのを見てると、ボクの中にある「腕白心」が呼び覚まされます。
自分もあんな腕白な悪ガキだったなあ。
そして、かあちゃんや先生を困らせていました。

わんぱく【腕白】

〔独断専行の意の「関白(カンパク)」に基づくという。ワンは「関」の音の一つ。「腕」は当て字〕
男の子が、わがままを言ったりいたずらをしたりして手に負えない様子だ。また、そういう子供。
(新明解国語辞典:第6版)

なんか、ゴジラを見ていると自分を見ているようで。。。
お恥ずかしい限りです。

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