3月になった。
この時期、いろんな会議がある。
集会や催しのラッシュである。
ゲーテはこんなことを言っている。
ある大きな集会からある時、静かな学者が帰宅した。
「いかがでした?」と尋ねると、「あれが本だったら、わしは読まないだろう」と彼は答えた。
言い得て妙である。
そーゆー集会が多い。
だったら家で読みたい本を読んでいたいと思う。
このところの妻との晩酌後の楽しみは読書だ。
それも、お互いが子どもの頃に読んだ名作を、密かに楽しんでいる。
サンテグジュペリの『星の王子さま』、青木茂の『三太物語』(これはやっと見つけた!)、それからザッパーの『愛の一家』などである。
想像力だけで生きていた時代、若き良き時代の大好きな物語に出会えるね。
本当に楽しくってワクワクしてさ。
ところで、本にもいろいろある。
前出のゲーテはこんなことも言っている。
それによってすべてを知るが、結局かんじんなことが何もわからないような本がある。
そんな本はビジネスマン時代によく読んだ。
結局かんじんなことが何も分からなかったんだなあ、ということが今分かってきた。
文芸書を読もう。
それも時代を超えて、子供たちの心にスーッと入り込んで生き生きと残ってきた、いわゆる「名作」を読もう。
そうそう、タイトルの『やぼ用』が今日からいろいろ始まる。
あ~あ。めんどくせえな。
やぼよう【やぼ用】
(研究・仕事とか趣味・遊びのように、それなりに有意義な用向きと違って)この世の付き合いの上から果たさなければならぬ用事。法事に出席するなど。(新明解国語辞典:第4版)
でも、生きてる間の半分以上の仕事はこの「やぼ用」かもしれない。
しょうがない。がんばるさ。