「あ~あ、また太った。夕べのパスタのせいだ」
「それと酒も飲み過ぎた」
朝、体重計に載るのが習慣で、その記録を厳密に書き取っている僕たち。
例えば、500グラムずつお互いが増えた場合は冒頭の会話になる。
その反対に減量に成功した場合は次のような会話。
「ほらね! やったね! ご飯の量を7割にしたかいあったね!」
「お酒も1合とちょっとだったしね!」
これを繰り返している。
増えると前者、減ると後者。
よく人間を表しているなあと思う。
ちょっと良くなれば油断し、悪くなれば兜の緒を締める。
まあ、それが人間であろう。
毎日気付くだけでも、立派な人間であろう。
そういうことにします・・・
人間を映す鏡の体重計