高校の同期との忘年会。
久しぶりに会って旧交を温めた。
楽しかった。
左の指先が痛いのは、久しぶりにギターの弦を押さえたからだ。
右の中指に血の痕があるのは、弦を弾き過ぎたからだ。
喉が涸れているのは歌い過ぎたからで。
気持ちが悪いのは飲み過ぎたから。
Sは拓郎が引退したことで僕以上にショックを受けていた一人。
だから彼と二次会で歌ったのだ。
拓郎の歌を百曲ほど。
カラオケではムードが出ないと思い、雨の中、
僕は家からギターを背負って行ったのだ。
すごいなあ、僕。
楽しかったなあ。
気持ち悪いなあ。