若鮎ぴちぴち。 | 言葉のチカラ。

若い（ぴちぴちした）アユ。
〔青少年の溌剌（ハツラツ）とした元気さや、ぴちぴちした清新さの形容としても用いられる〕

ボクの小学校の校歌にも、この言葉が使われている。

♪若鮎踊る　清らな川が
映した岸の　眺めを縫って
村をひとつに　結んでる
汲めども尽きぬ　友情を込めて
今日も楽しく学ぼうよ
みんな手を組み丘の上
ああ、馬場の目　わが小学校♪

ちなみにこの母校は、今年の３月に１３５年の歴史に幕を閉じた。
若い鮎がいなくなったからだ。

そのことは、全国の過疎の地域が等しく直面していることだ。
「ハツラツ」や「ぴちぴち」がなくなっていく現実。

でも、言葉は世につれ。
元気なお年寄りが増えているのも現実だ。

今は、「老鮎」が「ハツラツ」や「ぴちぴち」の形容詞になっている時代なのかもしれない。