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「言葉の幹と根は、沈黙である」
と言ったのは吉本隆明であった。
よしもとばななのお父さんにして、日本を代表する詩人にして批評家。
確かに、こうして一人、沈黙の中にいると、無性に言葉を発したくなる。
沈黙の「幹」と「根」から言葉が生まれる。
「言葉」とは「モノ言う葉っぱ」である。
ジーッとこらえにこらえて沈黙していた人が、ここぞ! という場面で吐く「言葉」は重い。
そして、その言葉は澄んでいる。
力を宿している。
短い言葉でも、トツトツと語られるたどたどしい言葉でも、そこには魂が宿っている。
今の沈黙を肥やしにして、ボクもそういう言葉を残したいものだ。
「言葉の幹と根は、沈黙である」
この言葉は、静かだが、確かに重い。