シモーヌ・ド・ボーヴォワールといえば、フランスの作家であり思想界であり、哲学者サルトルの妻であり、フェミニズムの大家であった。
サルトルとともに66年、日本に来日したこともある。
フェミニズム〔feminism〕
①女性拡張論。女性解放論。
②女性を大切にする主義。(新明解国語辞典:第7版)
彼女はフェミニズムの原点、出発点ともいえるこの言葉を残した。
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」(著書『第二の性』より)
その後も彼女の姿勢は一貫して偏見や社会通念と闘う。
晩年のこの言葉は強い意志力とオプティミスムに満ちたものだ。
「わたしは幸福になりたい、だから幸福になるのだ」
老年を捉え直そうと書いた『老い(1970)』。
ここでは、みずから体験している「老い」という人生における避けられぬ側面の社会的意味を問うている。
また、81年にはサルトルの晩年の病と死を克明に捉えた『別れの儀式』を発表した。
今日1月9日はシモーヌ・ド・ボーヴォワールの誕生日である。
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