アカデミアという言葉。

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アカデミアの由来を、今こそ心に留めおこう。時代の状況も、それを求めている。

古代ギリシァの都市国家アテナイ(アテネ)。町を囲む城壁の外、北西の郊外に、アカデモスという名の英雄神(英霊)を祀る土地があって、英霊の名にちなんで「アカデメイア」または「アカデミア」と呼ばれ、プラタナスが美しく繁る公園として、古くから人びとに親しまれていた。紀元前387年ころ、哲学者プラトンがこの地に学園を創設し、それ以来「アカデミア」(アカデメイア)は、このプラトンの学園の名前となった。

日本学士会のホームページにはこう書かれている。

そうか、哲学者プラトンがアテネのアカデモスに創設した学園の名前だったのね。

それを聞いただけでも、かなりアカデミックな気分に浸れるのだが、ボクたちが先月から暮らすようになった街もまた「アカデミア」という名にふさわしいような所である。

何しろ秋田大学医学部が近い。

関連した施設、例えば「附属病院」「基礎研究所」などがある。夜間照明付きのテニスコートもある。

医学部以外の秋田大学も近隣だし、ボクの母校も至近距離だ。

プラトンのアカデミアを引き合いに出して、ボクの母校まで持っていくのはいささか厚顔だが、とにかくここら辺は学生が多いのだ。

散歩途中には『アカデミーハウス』というアパートメントまであるくらいだ。

さてさて、そんなアカデミアな場所で、アカデミックな(?)仕事をしているボクら。

昨日、久しぶりに「ビオトープ遊歩道」を通って妻と「買い物散歩」に行った。

ビオトープ遊歩道というのは、ボクらが勝手に名づけた、大学病院までの道程にある、そうねえ、700メートルくらいの並木道。

プラタナスではないが桜やケヤキの並木になっていて、その脇には、有志がお金と手を掛けて生態系を守っている水路がある。

この水路がすごくて、今では田舎でも見られなくなった奇麗な水だけにしか棲まない「メダカ」がたくさんいる。

アメンボもいるし、ドジョウもいるし、ザリガニもいる。夏にはホタルも飛ぶというから驚きだ。

奇麗な水だけに、和種のあやめも咲いている。おいしそうなセリなんかも生えている。

ボクらはいつもその水路を見ながらうっとりと散歩をしているのだ。

さてさて、昨日のこと。

妻はいつもの着物を着ていた。

着物を着て八幡平ポークのお店のとんかつを買いに行く人も少ないが、とにかくその服装でその遊歩道を歩いていたのだ。

その時である。

前方の遊歩道の小さな広場になっているほうから、美しいバイオリンの音色が聞こえてくるではないか!

それは本当にステキな光景だった。

ほっそりした「美しい」女性が、ごくごく自然な感じでバイオリンを弾いているのである。

この「美しい」というところはヒジョーに大事である。

それをたぶん「広面小学校」の子供たちだと思われる数人の女生徒が、自転車にまたがったまま脇でうっとり聞いている。

これって「ヨーロッパ」じゃん!

BSで、なんかそんな番組やってるじゃん!

そう思った。

そう思って、ボクらは立ち止まって見とれ、聞き惚れておりました。

あれ?

その子供たちの視線がこっちを見ているぞ。(なんだかBSの中島朋子のナレーションみたいになってきた)

あ、そうか。

妻の着物を見ているんだな。。。

バイオリンを聞きながら、和服の美しさに見とれる小学生たち。

なるほど、これが子供たちのアカデミア精神の土壌になっていくのだな。。。

などと、極めて手前味噌な、何の脈略もない感慨に耽るボクだった。

揚げたてのあつあつとんかつを2枚買って帰りにまたそこを通ると、もうバイオリン弾きの美しい女性はおらず子供たちの姿もありませんでした。

それにしても、アカデミアな空気をかいだのは何年ぶりだろう。

若いってそれだけで素晴らしいな。美しいな。気持ちいいな。

ずっと年寄り90%の村に暮らしていたからね。

あれじゃあ、「アカデミア」というよりも「垢出るわ」ですもんね。なんとなく。。。

アカデミア万歳!

ああ、知的触発のある街っていいね。

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