おばあちゃんとストーブと鯛。

昨日おばあが帰り、今日全面的にストーブをしまった。

おばあは元気で、9泊10日の滞在だったが、

丸々休みを取って親孝行した妻に比して、

僕はその間、全く仕事をしなかったという日はなく、

何となく消化不良気味の親孝行だった。

それでもかいがいしくご飯をつくったり、

大潟村に連れてって「日本一低い山」を見せたりはした。

おばあは、デパ地下の「鯛の粗」2百円也で作ったコスパ煮物が気に入って、

「おいしい、おいしい」と鼻を鳴らし、最後のつゆまで全部飲んだ。

「もう一回食べ鯛!」のリクエストに応えて、2日後また買ってきてもう一回煮た。

その時は残ったつゆを茶わんに移し、「お湯を注いで飲み鯛!」と言ったので、

お湯を沸かして注いだら、残さず全部飲んだ。

「今度、つゆだけ冷凍して送ろうか?」という僕のジョークに、

「そうしたら今度来る楽しみ、なくなるおん」とおばあは言った。

昨日、義理の姉2名が迎えに来て、連れられておばあは帰ったのだった。

また、鯛、食いさございん(おいでね)!

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