みうらじゅんは言いました。
エコに棒を1本足すとエロになるよ。
なるほど。それからこうも言いました。
脱いでればいいってもんじゃないよ。
それはボクもそう思う。
確かに、脱いでればいいってもんじゃない。
最近見た映画『イングリッシュ・ペイシェント』における女優さん(『海辺の家』の奥さん役の人)。
あまりふくよかとはいえないお胸と、今やボカシなしになった下腹部の陰毛までしっかり露出していた。
少しドキッとしたけど、全然エロくなかった。
それから、友人に妻がいただいた『ビフォア・ミッドナイト』という映画における主人公の女性のお胸。
奇麗なお胸なのだが、出している時間があまりにも長かった。
それでなくてもこの映画のセリフは、小津安二郎ばりに長いのに、その間ずっ~とその奇麗なお胸を出していてくれた。ありがとう。
でも、だんだん見ている時間が長くなればなるほど、まるで裸像彫刻でも見ているような気持ちになってきた。
ちっともエロくなくなってしまった。
脱いでればいいってもんじゃないよ。
ねえ、みうらさん。
それに引き替え、これも最近観た『プリティー・ウーマン』におけるジュリア・ロバーツはエロかった。
娼婦の役なのに全然肝心のところは見せない。
たった一度、ロバート・ギアとのベッドシーンで見せた、ほんの0.01秒の(コマ送り再生しなきゃ分かんないくらいのまさに瞬きする間の)「ちょい出し乳首」にグッときた。
何度も巻き戻して見てしまった。ほんの一瞬の「ジュリアのひよこ豆」を見るために。。。
おじさんはもう、身も心も「鼻血ブ~!」(←古っ!)だった。
こっちの方がはるかにエロく、そそられるものがあった。
「チラリズム」は「エロ」の神髄、「エロ」は「チラリズム」の中にこそある。
そして、悲しいかな、おじさんはそれにつくづく弱い。。。