最近、頭が「働くクルマ」なのです。
例えばこんな具合にです。
寝つけない時なんかに、フトこんなフレーズを思い出したりしますね。
徒然なるままに、日暮らし硯に 向かいて、、、
あれ? 次なんだっけ?
しばらく考えて、そっかそっかとなる。
やうやう白くなりゆく山際、、、だったな。
あれ? なんか違うな。う~ん、次なんだっけ?
そうだそうだ。
かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし、、、
だったかな。なんか違うけど、そんな気がする。
あとなんだっけ?
舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老を迎ふる者は、、、
と、くるんだったな。それから、
うらぶれて 異土の乞食となるとても、、、
となって、最後は、
我は行く、心の命ずるままに、我はゆく、さらばスバルよ~♪
だったような気がする。
そんなわけで、全部まとめると、こうなりますね。
徒然なるままに、日暮らし硯に 向かいて、
やうやう白くなりゆく山際、
かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし、
舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老を迎ふる者は、
うらぶれて 異土の乞食となるとても、
我は行く、心の命ずるままに、我はゆく、さらばスバルよ~♪
こんなふうに、ボクの頭は年とともに「働くクルマ」なんですが、ええ、つまり「コンクリートミキサー車」なんですが。。。
それにしても、年は取りたくないもんです。
※ボクが詠んだこの詩歌(?)は、後で妻に徹底的に校正されたのですが、以下、備忘録として記しておきます。
徒然なるままに、日暮らし硯に 向かいて、心に映りゆく由無し事を そこはかとなく書きつくれば、 怪しうこそ物狂おしけれ。 『徒然草 』吉田兼好
春は曙(あけぼの)、やうやう白くなりゆく山際(やまぎわ)、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。『枕草子』清少納言
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。 『方丈記』鴨長明
月日は百代の過客(くわかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらへて老(おい)を迎ふる者は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。『奥の細道』松尾芭蕉
ふるさとは遠きにありて思ふものそして悲しくうたふものよしやうらぶれて 異土の乞食となるとても帰るところにあるまじや。『小景異情』室生犀星
目を閉じて何も見えず哀しくて目を開ければ 荒野に向かう道より他に見えるものはなし 嗚呼砕け散る宿命の星たちよせめて密やかにこの身を照らせよ。『昴』谷村新司
そうだったのか。。。
ああ、文語調は難しい。。。