リオ五輪を見ている。
ステキな女性たちが目白押し。
特にレスリングの女性たちがいいね。
不思議なもので、試合前には「?」とか「!?」とか思っていた顔が、最後は「!」とか「!!」とか「!!!」になる。
勝った顔も、負けた顔も、どちらもステキだ。
もう全身から「ステキッシュ」なオーラが出まくっているのだ。
それはもう「元顔」や「地顔」をはるかに超えて、ひたすら燦然と輝いている。
表情は形状なんかじゃあないんだなあ、とつくずく思う瞬間だ。
面白いことに、競技が筋肉質的であればあるほど、ステキッシュ度は上がる。
競技者の顔が霊長類的であればあるほど、その表情がどーしょもなく可愛く見えてくる。
ボクはそのステキな顔を見てどれだけ涙を流しただろうか。
その笑顔や涙目にイッテまっただろうか。
ボクがもっと若く独身だったら、プロポーズも辞さないと思っただろうか。
しかし、その輝いている一瞬は短い。
やがて、彼女たちにマイクが向けられる。
スタジオに呼ばれ、いろいろコメントさせられる。
ああ、もう駄目だ!
そうなると駄目なのだ。
ステキッシュ度がガック~ンと下がってしまう。
「しゃべるな、危険!」
インタビューを見るたびに、そう思ってしまうボクだった。
そういえば、こんな尾形真理子さんの名コピーがあった。
言葉に頼りすぎると退屈な女になっていく。LUMINE
アスリートはあまりしゃべらないほうがいい。
みんなとは言わないけれど。
言葉を超えたステキな表情だけで、十分絵になるのだから。。。