「ばかと刃物は使いよう」というが、「言葉」にもそういう一面がある。
人を楽しませ、シアワセにしてあげられる反面、人をまんまと欺くことができる。
詐欺師たちが用いる「言葉」がそうだ。
彼らが「巧みに」用いる「言葉」は、お年寄りから何百万ものお金をまきあげる力を持つ。
そういう言葉とは別に、最近言葉について思うことがある。
それは「心にもない言葉」の流布だ。
何の意思も感情も持たない、口先だけの言葉をよく目にする。
耳にすることもある。
そういう言葉を「歯が浮く」思いで見たり聞いたりしている。
そららの言葉は決まって、「ミョー」が付くほど「丁重」だ。
「ばか」が付くほど「丁寧」だ。
ボクのようなヒジョーに短気で損気な人間は、終いにはムカムカしてきてこう言ってしまいたくなる。
「おい! 慇懃だぞ!」
「おい! 無礼だぞ!」
「おい! 兄ちゃん!」
「おい! 姉ちゃん!」
「お前、なめとんのか! こらっ!!」
たとえトツトツとでも、心にある真実の言葉で語ってほしい今日この頃である。
ボクも気を付けんと。。。
え?
お前は歯に衣着せな過ぎ?
そう?