「うごめく」という漢字が書けますか?
「蠢」。
春に虫が2つ。
いかにも「うごめく感」がある。
このような、同じ漢字を2つ、ないし、3つ組み合わせて構成される漢字のことを理義字(りぎじ)という。
「木」が2つで「林」、3つで「森」。
「口」が3つで「品」、「日」が2つで「昌」、3つで「晶」。
「車」が3つで「轟(とどろ)く」。
「女」が3つで「姦(かしま)しい」。
「石」が3つで「磊(落)」・・・ちいさなことにこだわらない。
こんなふうにして、どんどん画数が多くなっていくのが理義字の特徴である。
それぞれ、漢字を重ね合すことで、気の利いた意味になって面白いが、
「口」に「耳」を3つで、「囁(ささや)く」なんていうのも振るっている。
そんなわけで、早く春の虫が、文字どおり蠢く時節にならんかなあ。。。
「首」を10個ぐらい重ねて伸ばして待ってるよ~!
※3月5日(2017年)は二十四節気の啓蟄。でも秋田の虫は眠そう。。。