どうしたら「いい文章」が書けますか?
以前、後輩から聞かれたことがあります。
そもそも「いい文章」って何でしょう?
それは、ひと言で言えば「伝えたいことがきちんと伝わる文章」です。
どんなに美辞麗句を並べても、相手に伝わらなければ何もなりません。
「いい文章」イコール「伝わる文章」を書きましょう。
では、どうやったら書けるのかを、順を追って簡単に説明します。
(1)「誰に何を伝えたいか」を1行でまとめる。(主題の整理)
例えば、「A子さんに自分と結婚してほしいことを伝える」
「ブログの読者に、今日青い鳥を見てうれしくなった気持ちを伝える」
「友だちに、昨日食べたゴーヤチャンプルの美味しさを伝える」
これをしっかり頭に入れておかないと、書いているうちに、主題がぼやけて話がどんどん脇道に逸れていくことになります。そういう文章をよく見かけます。
何も文章に限ったことではありません。話し言葉も同様、どんどん話が違った方向にズレまくってしまう人がいますね。
で、最後に「あれっ? オレ何の話してたんだっけか?」チャンチャンみたいな。
これでは話すほうも聞かされるほうも時間の浪費です。
これは主題の整理(誰に何を伝えたいか)ができていないからです。
頭の中がとっ散らかった状態といいますか。
もし、言いたいことが何個もあって、「主題の整理」が1行でできない場合は、1つ1つバラかしてみてください。
「あのこともこのこともそのことも伝えたい」ではなく、「1つ、このこと」「2つ、このこと」「3つ、このこと」と細分化して、それぞれ1行の主題に作り直してください。
では、こうして整理した主題を次にどう書いていくかですが、それについては次回お話しいたします。(つづく)