1番の2行目が出てこなくて、寝られなかった。
おなじみ「早春賦」の歌詞である。
この歌を思い出すのは、やや春めいてきたからかもしれない。
寝られなかったと言ったが、妻の証言によると実はすうすう寝ていたらしい。
昔、インターネットがなかった時代、この1番の2行目の歌詞が出てこないときはどうしただろうか?
僕が小学生の時だったら、まずお父さんやお母さんに訊いただろう。
それでも解決しないときは、登校途中に友達の中でも賢そうな子をつかまえて訊いただろう。
それでも分からないときは、学校に行ってから音楽の先生をつかまえて訊いただろう。
あいにく、その日に限って音楽の先生がお休みなんかしていたような場合、僕はどうしただろうか?
・・・。
きっと忘れたことだろう。
1番の2行目の歌詞が出てこないことさえも・・・。
何しろ僕は「忘れ物王」だったのだ。
先生に半紙に墨でそう書かれ、服の前後に貼られたものだ。
その状態で、家までそろばんを取りに帰ったことが何度もあった。
今は便利になったもんだ。
3番まで全部分かるもん。
しかもコピペでこの通り。
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か
※著作者は1931年に亡くなっているので、この著作物は著作権の保護期間が著作者の没後80年以下(団体著作物にあっては公表後又は創作後)である国や地域でパブリックドメインの状態にあります。
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日本語訳として公有という語が使われることがある。なのでコピペOKです。