石巻のおばあちゃん(義母のケイコたん)が来ることになった。
先日(14日)のサックスのコンサートには来ず、少しずらして来てもらうことになったのだ。
それは、去年のデビューコンサートに呼んだ時は、妻がおったててしまったことに起因する。
※「おったてる」・・・多分秋田弁で「疲れ果てる」のような意味?
初出場で前の日からリハーサルや何やらでめっちゃ緊張している僕と、張り切って来たものの、御年90歳のご老体の世話で、メンタルボロボロだった妻。
それに、当日は整体のひまちゃんをゲストで呼んでいたことで、そちらにも気遣いがあり、ろくすっぽ僕の演奏が聞けなったらしい。
で。今回はおばあちゃんには少しずらしてもらったのだ。
その分、今回、妻は着物を着てたった一人で、演奏を楽しんでくれた。
前置きが長くなった。で、おばあ来秋のその日は6月2日と決まる。
前回同様、ずっと実家では同居人である真ん中の姉(リカさん)が一緒。
リカさんの目的&ご褒美はわが家のスキヤキと見ている。
前回は大絶賛だったから。
リカさんが1泊して帰ってから、さらにおばあは3泊する予定。
その後レンタカーで花巻に向かい、今度は上の姉夫婦(リエさんとカッツ)&前出のリカさんも加わり1泊の親族温泉旅行である。
さて、そんな僕らには珍しい長期の休暇なのだが、問題は仕事である。
2人合わせてこんなに休んだら、生活的に干上がる。
こんな時有給休暇があったらなあ。
フリーランスはこんな時つらいなあ。
でも、親孝行は今のうちだしなあ。
僕たちも少しは休んでもいいよなあ。
複雑な思いが頭をよぎる。
ああ・・・
そんなわけで、夕べは「楽しみにしてるよ~!!」のコールがあった。
「もうすぐだね。迫ってきたね~、おいしいもん食べさせるかんね~」
「だ~れ、こんなデブのとっしょり、そんなに食ったら、おっぺすいっちゃ」
「・・・」
おっぺす?
てっきり石巻弁かと思い、電話が終わってから妻に問う。
が、妻にもそれは初出の単語だった。
前後の文脈から判断するに、「倒れる」「くたばる」「死んじゃう」のような意味かと推察するが、いまだに意味不明。
そういえば、リカさんが「最近よく、私も聞いたことない石巻弁が、それも激しくナマった石巻弁が出てきて、私も驚いているのよ」と言っていたのを思い出した。
そうか、年を取ると、子供たちですら知らない、もっと古い昭和初期とかの方言が入っている箱の引き出しが開き、そこからプリミティブな言語が堰を切って飛び出してくるのだろうか。
おっぺす?
う~ん。
「私たちも気をつけようね、お里が知れるからさ」と妻。
でもまあ、それも一興ではある。
おばあ、どんどんナマっていいよ!