ミュージシャンとは過酷なもの。力が要る。
この職業の別名を強力(ごうりき)ともいう。
重い楽器を背負って移動するから。
僕のサックスはアルトだけど、それでも結構重い。
僕はクルマがないから、これがテナー以上の楽器だったらたぶん死んでたな。
ジャズではウッドベースの人、大変だ。
重いこともあるが、あれは大きい。
新幹線移動など、どないすんねん、と思う。
小錦大の図体を同伴するわけだから。
その点、ピアノやドラマーはいい。
なあんも要らん。せいぜいスティック。
ゴーリキ度がまるで違う。
そういえば歌舞伎の勧進帳にもゴーリキが出てきたね。
プロレタリア文学の父と呼ばれた人はゴーリキーだったね。
そんなわけで、今日も僕は雪道をゴーリキになって練習に行きます。