思えば、すばらしい。
すばらしい人たちである。
その一人が、三吉堂のおばあちゃんである。
よくもまあ、あんなおいしいあんこを煮て、あんなおいしい餡ドーナッツを作ってくれるものである。
御年94~95歳。
いつまでもいつまでも、あんこを作っていてほしい。
頼む、あと十年。いや5年。
頼むよ!
拝みますよ。
また別の一人が、あの若き歯医者さんである。
僕は長年、歯で泣かされてきた。
それは言うまでもなく、小さい頃のわがままボンヅがたたっている。
身から出たサビ。
歯医者にも数十件通ったが、名医と呼べる人はおらず、
いつも泣かされどおしだった。
しかし、最近やっと見つけたよ。
すばらしき歯医者さん。
この度も、普通ならとうに抜いてしかるべき奥歯を、
奥の手で残せたよ。
すごい神業の手技だったです。神の手。
ありがとうございます。
拝みます。
あとの一人は、先生である。
ジャズの恩師、サックスの恩師である。
いい師である。
師匠とはこういう人なのだろう。
妻と違って、長く師匠と呼べる人もおらず、
唯我独尊、俺流を貫いてきた。
しかし、この師匠に出会って僕のサックス人生、ジャズ人生は大きく変わった。
ありがとうございます。
拝みます。