Lemonよりレモンより檸檬。

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おはようございます。
秋晴れです。
大変気持ちのいい朝です。

梶井基次郎の小説『檸檬』をご存じですか?
この小説大好きです。

檸檬などごくありふれている。

がその店というのも見すぼらしくはないまでもただあたりまえの八百屋に過ぎなかったので、それまであまり見かけたことはなかった。

いったい私はあの檸檬が好きだ。

レモンエロウの絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった紡錘形の恰好も。

いいなあ。

こういう表現がいいなあと思うのも『檸檬』だからだと思います。
「Lemon」や「レモン」では全然味わいが違ってきます。
やっぱり『檸檬』です。
難しくて書けないけど『檸檬』がいいのです。

言葉の技術の中で、「どの字を当てるか?」ということも表現上大きなポイントになります。

私は散文というか、くだけたエッセイのようなものを書くときは、あえて「当然」を「トーゼン」にしたり「微妙」を「ビミョー」にしたりします。
そのほうが柔らかく、コミカルな感じが伝わると思うからです。

何度も言いますが「言葉」は意志、感情の表現ツール。
目的に応じていろんな使い方を工夫をしてみましょう!

『檸檬』また読みたくなったなあ。
こっちの歌もいいですね!

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