ご覧のように、ボクは髪をバッサリ。
鶏のような頭になりました。
人間五十を過ぎたら、ないものを増やそうとしたり、白いものを黒くしようとしたり、「かぶりもの」をしてカモフラージュしたりするよりも、正々堂々、「オレはオレだ! 逃げも隠れもいたしません!」という態度でいたほうがいい。
そういう考えを持ったわけです。
で、妻に「似合う、似合う!」とそそのかされ、すっかりその気になっているボクなんですが、頭が「鶏頭」になったところで、こんな格言を思い出しました。
鶏口となるも牛後となるなかれ。
大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。
「鶏口」は鶏の口(くちばし)。弱小なものの首長のたとえ。「牛後」は牛の尻。強大なものに隷属する者のたとえ。
そんなわけで、鶏頭となったボクは今、密かにですが「鶏口」になることを企んでいるわけですが、それはまた後ほど。。。