喜ばしいことでは決してないが、新聞の「訃報欄」が活況を呈している。
寒いせいだろう。
この辺の頑強な農村のお年寄りにとっても、冬はゆるくない(大変な)季節なんだね。
そんな折、今朝、偶然、こんなコピーを見つけた。
人生は、
冬ではなく、
春で終わりたい。
コピーライターの岩崎俊一さんの。。。
ものすごく納得した。
うちの代表が大好きな西行の和歌にも、こんなのがあったなあ。
ねがはくは 花のしたにて春死なん そのきさらぎの 望月の頃
西行の家集である山家集は、1175年頃には成立していたらしい。
彼が50代前半の作だというから驚きだ。
その頃は、ボクぐらいの時にもう自分の死を意識していたのだ。
ここでいう「如月」は今の2月ではもちろんない。
西行が歌った年の2月15日は、3月下旬から4月上旬頃に当たるそうだ。
でなきゃ桜咲いてないもんね。
本当に寒い季節だから思う。
こんな時期に死にたくない!
自分も冷たくて嫌だけど、看取る人も嫌だろうな。
ボクの理想はね、100歳まで夫婦2人でものすごく健康に生きて、桜の咲く穏やかな日曜の朝、2人同時にスーッと消えるように息を引き取ること。。。
そんなことできたらいいな。。。
あなたはいつ終わりたいですか?