歌を忘れたカナリア。

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生まれる。泣く。歩く。笑う。
語る。立ち止まる。叫ぶ。
出会う。別れる。つながる。
生まれる。

人は、人生で、
何文字の言葉を
書きたくなるんだろう。

(パイロット)

本当ですね。
書きたくなる言葉ってたくさんありますね。
話したくなる言葉もたくさん。

こういう「言葉」にかかわる仕事を長くしていると、変な和製英語とか、英語なんだけど間違った解釈で使われている言葉がとても多いことに気付かされます。

皆さんどこかに、英語っぽい響きの言葉のほうが賢そうに見える、とかカッコいいに決まってるとか思っているフシがあるみたいですね。

でも本当にそうでしょうか?

例えば「萎縮する」ということを英語で「シュリンク」と言いますが、冗談めかしく言う場合ならいざ知らず、結構公式の場で「ええ、ワタクシはその時激しくシュリンクした次第でして...」って、まるでカッコいいとは思えません。

萎縮は萎縮です。
勝手にシュリンクしないでください(笑)!

ここ秋田県には、国際教養大学という就職率が全国一の大学があります。
何でも勉強は全部英語で教えられ、生徒も英語で答えるんだそうで。
それでも足りなくて、そのほかの言語圏への海外留学も義務づけられているんだとか。

でもね。
それはそれでいいんですけどね。

でもボクは、一番大事なのはやっぱり母国語だと思うんです。
生まれて初めて聞いた言葉。。。
日本語をきちんと話せない、書けない日本人は、それはまるで「歌を忘れたカナリア」のようで、悲しいと思います。

そう思いませんか?

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