桜も散ってしまった地方の皆さんには、ピンと来ないと思いますけど。。。
ここ秋田は寒い。ブルッ!
冬から春になる時に使われる「三寒四温」という言葉が、一番しっくりくる地方かもしれませんね、ここは。
冬なんだか春なんだか分からない時期が、3月〜5月まで延々と続きます。
で、気付けば梅雨時。
また気付けば夏真っ盛り、みたいな誠に変な地域です。
「あいまい」と「バッサリ」、「あいまい」と「バッサリ」を繰り返すのが秋田なんです。
さて、あいまいな言葉といえば?
そこそこ(副)
かろうじて基準に達するか達しないかの程度にとどまる様子。
「年金でそこそこ暮らしていけるといいのだが」(新明解国語辞典:第6版)
それから、「まずまず」とか「ぼちぼち」とか「まあまあ」とかですかね。
今気付いたんですけど、あいまいな言葉って繰り返すんですね。「そこ」じゃなくて「そこそこ」、「まず」じゃなくて「まずまず」というふうに。へえ〜。
そういえば昔、ソニーの盛田昭男さんと石原慎太郎さんが書いた本がありましたね。
『NOと言える日本』。
日本人の外交の軟弱ぶりを書いた本でした。
日本人はあいまいな断り方しかできん。アメリカなんかコワくない。断る時はしっかり断ったれ!
そういうメッセージでした。
当時は小気味よく読んだものですが、どうでしょう?
海外でのビジネスの話はさておき、今、例えばいろんな人間関係で、この「あいまいな言葉」が大切なんだなと痛切に感じてもいます。
特に自分が住んでいる、この「小さな村社会」では。。。
いろんなことが、そこそこ、まずまずでないとダメみたいです。
もっと言えば、みんな口をちゃんと開かないで、もちゃもちゃしたしゃべり方をします。
何を言いたいのかさっぱり分かりません。
そんなふうに「あいまいな言葉」や「あいまいな態度」が市民権を得ているんです。
郷に入れば郷に従え。。。
まっいっか。。。