まっさん大人気。
この歌もいいです。
歌姫の歌詞はいつも素晴らしい。
紅白が楽しみですね。
さて、麦にちなんだ映画を思い出しました。
小津安二郎監督の『麦秋』です。
1951年の作品だそうです。ボクたちも大好きな映画。
実は、麦秋というのは秋ではありません。
ばくしゅう【麦秋】
麦の取り入れどき。初夏のころ。(新明解国語辞典:第6版)
ウィキに、この映画のことが載っていました。
小津自身は、本作において「ストーリーそのものより、もっと深い《輪廻》というか《無常》というか、そういうものを描きたいと思った」と発言しており……。
小津とともに脚本を担当した野田高梧は「彼女(紀子)を中心にして家族全体の動きを書きたかった。あの老夫婦もかつては若く生きていた。(中略)今に子供たちにもこんな時代がめぐって来るだろう。そういう人生輪廻みたいなものが漫然とでも感じられればいいと思った」と語っている。
また、本作は戦後の野田・小津コンビ作品の中で野田自身が一番気に入っていた脚本であり、野田は「『東京物語』は誰にでも書けるが、これはちょっと書けないと思う」とも発言していた。
ボクが一番影響を受けたのは次の文章です。
演出に関して小津は「さらさらと事件だけを描いて、感情の動きや気持の移ろい揺ぎなどは、場面内では描こうとせずに、場面と場面の間に、場面外に盛り上げたい」
「芝居も皆押しきらずに余白を残すようにして、その余白が後味のよさになるように」という狙いであると語っている。
実は映画や芝居に限らず、この「余白の後味のよさ」こそが、人を感動させるいい文章の条件なのかもしれません。
「余白」とは、文章における「行間」です。
そこにさりげなく思いを込められたら。。。
みなまで言わない親切。
相手に考えたり感じてもらう、そのための余地を残す。そんな思いやり。。。
文章を書く上でこれはとても大切なこと。
だけどとても難しいことでもあります。
いつかそんな文章が書けらなあ。。。
公開後、キネマ旬報ベストテン第1位など数々の賞を受けるとともに『晩春』に続いて起用された原と小津との結婚説が芸能ニュースを賑わせた。(ウィキペディア)
これにはちょっぴり驚きましたが、昨日(12月12日)は、祖母の命日であるとともに小津安二郎さんの命日であり誕生日でもあったそうで。。。
また小津さんの映画が観たくなりました。