新春日本語まつがいさがし。

<文章のプロ「ことなひまめ事務所」のホームページ>

にほんブログ村 本ブログ 編集・ライター・書店員へ
よろしければ、今日もワンプッシュ、よろしくお願いします!

ボクが通っていた歯医者さんから届く「未来健康通信」というものに、こんな問題が載っていました。

■問題

次の太字部分は日本語として間違った表現です。
正しく直しなさい。

①こぼれんばかりの愛想をふりまく。

②仕事が煮詰まってイライラした。

③私では役不足ですが、司会の大役を務めさせていただきます。

寸暇を惜しまず仕事をする。

⑤バーゲン会場は、上へ下への大騒ぎだ。

⑥今度こそ雪辱を晴らそうと意気込む。

⑦彼に頼みごとをしようにも、取りつく暇もない

⑧商売をおざなりにしたので店が傾いた。

⑨その歓迎会は、いやが応にも盛り上がった。

⑩組織の秘密が明るみになる

■解答

愛嬌→「愛想がいい」といいます。ふりまくのは「愛嬌」。にこやかでかわいらしいこと。

息詰まって→「煮詰まる」は、十分な議論の後、結論が出る状態になったこと。

力不足→役目が軽過ぎる場合には「役不足」となる。

寸暇を惜しんで→わずかな暇も大切にして打ち込むということです。

上を下への→上にあるべきものを下へ、下へあるべきものを上に入れ替えてしまうほどの混乱状態。

雪辱を果たそう→屈辱を晴らす、と混同しないようにしましょう。

取りつく島もない→「島」は、頼りになるものという意味。

なおざり→「おざなり」は、その場逃れの言動やいい加減なこと。「なおざり」は、おろそかにして放っておいたこと。

いやが上にも→「否が応でも」好むと好まざるに関わらず、と混同しがち。

明るみに出る→隠されていた事実が明るい場所に出て知られるようになること。

いやあ、新春から随分まつがってしまった。。。

あなたはどうですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です