去年、坂田明さんのJAZZを聞きに行った。
その時、彼が言っていた言葉。
「役立たずにも、役に立たないという役がある」。
考えてみると、自分にとって、社会や会社にとってもだけど、「役に立つ」か「立たないか」で、人を判断しがちだが、そうか、「役立たず」にも「役に立たない」という「役」があったのか。
なるほど、そーゆー役があったんだなあ。
ボクは心底ナットクした。
同時に今までのゴーマンな生き方を反省もした。
役に立つか立たんか、と同じように、好きか嫌いかもまた、おのれのゴーマン、キママ、ミガッテをよく表す「指標」である。
だけど、よく考えてみると、フェースブックでどんなに友だちの数が多かろうが、本当に「心底イッショーガイ変わらず好き」なんて言える、そんな友などいない。
いるわけがない。
ほとんどの他人は人間関係の「ばっふぁー」である。緩衝材、プチプチ。。。
YESでもNOでもなく、よくも悪くもなく、そんなに好きでもそんなに嫌いでもない。
役に立ちもせず、さりとて立たずもしない。ただぼーっとして「その辺にいる」だけの存在。
でも、そーゆー人たちとの関係が、思わぬ具合に、本当に「会うべくして出会えた稀な縁」を連れてくることがある。
当然自分も含めて、「でくのぼう」のようなバッファー人間が、奇跡のような人とのつながりを誕生させることがある。
うん、ゼロからは何も生まれないのだから。。。
そう信じて生きることにした。
事実そうだと思った。
だから、
役立たずという役があるように、
憎まれ役という役があり、嫌われ役という役もあり、
腐れ縁という縁があり、
悪友という友がいて、
人でなしという人がいる。ボクその代表。
そんなあまたたくさんの、「どーでもいい」が「あなどれない」無数の人間たちに囲まれて、そー長くもない月日を、あんまりせっかちに白黒つけないで生きていこうと思っています。
いや、生かしてください、お願いします。
今日はケンキョかつテツガクチックに終わった。
「役立たずブログ」、ちっとは役に立ったべか?