眠い。
昨年の12月から繁忙期に入り、この3月までが仕事のポーク、いや『ピーク』なのだ。
忙しいのだ。
そして眠いのだ。
妻はだいぶ前から『テニス肘』なってしまい、石巻のおばあちゃんに送ってもらった「シップ薬」を両腕に何枚も貼って、文字通りの満身創痍で、原稿を書き続けている。
ボクはボクで、ただただ眠い。
土曜日曜祝日もなく、毎朝3時から6時に起きて仕事をする日々が定着してしまった。
ああ、われら自営業よ、自由業よ、ボクらはどーしてこんなに過酷なの?
かつてサラリーマンでダラリーマンだったころはよかった。
法律、法規というものが守ってくれていた。
労働基準局というものド~~ンッ!と、「働き過ぎは許さんぞ!」と、ボクらの前に立ちはだかってくれていたものだ。
労働組合ユニオンもそうだった。
かれらは頼もしい存在であった。
ところが今はどーだろう。
「フリー」と言えば聞こえがいいが、「アルコールフリー」のビールのようなもんで、実に味気ない。
もっと飲みたい、もっと酔いたい!
しかし、時間がない。
われわれフリーランスの性であるが、仕事があればあったときに思いっきり稼いでおこう、というケチな考えが起こる。
時間がないのは体はきついが、心は充実している。
それに反して、時間はあるが仕事がない、というのは、即刻身の危険につながっていく。
仕事がないイコール生活できないという「生命維持の赤信号」がともる。
だから、稼げるときに稼げるだけ頑張るのだ。
だけど、そうなんだけど、今、ボクはただただ眠い。
あかつきもあおつきも覚えてないくらい寝ていたい。
たった1日でいい。
そうしたい。
頼むからそうさせてほしい。
「力む」リキム・・・体に力を入れて頑張ること。
「息む」イキム・・・息を止めて体に力を入れて頑張ること。
「開む」アキム・・・目を開けようと体に力を入れて頑張ること。
「起む」オキム・・・起きようと体に力を入れて頑張ること。
今ボクは開んでいる。
明らかに開んでいる。
そして、どうしょうもなく起んでもいる。
全身の筋力をフル稼働させて、思いっきり起んでいるのだ。
「開む」と「起む」。
ちなみにこれらの言葉は、今もうろうとしながらボクが編み出した造語です。
広辞苑には載ってません。
よろしければ、眠くて眠くて死にそうな人たちに拡散してあげてください。
そして、そうやって頑張っている人をこう呼んでやってください。
がんばれ! 開きん人(あきんど)。
負けるな! 起きん人(おきんど)。