ネット1行ニュースにこんなのがあって笑った。
「TBSの社員、うなぎの蒲焼とタイの刺身を万引き」
いや、笑ったのは「万引き」に対してではない。
万引きは立派な犯罪だから、笑ってなどいられない。怒ってやる! えいっ!!
ボクが笑ったのは、警察の取り調べに対してその男が「理由は言えない!」としている点である。
うなぎの蒲焼とタイの刺身のどこに、そんな意味深長な理由があるものだろうか?
「理由は言えない!」
急に優位になった感がある、このセリフ。
そんなタイトルのテレビ番組があってもよさそうな。。。
それにしても、盗っ人猛々しいとはこのことだ。いや、このバアイ「盗っ人ばかばかしい」のほうが的を射てるか?
さらに、もう一つボクが笑えたのは、残念ながらこの方は「万引き」ではなかった点だ。
うなぎの蒲焼とタイの刺身では、万の位に届かなかったのだ。
5千円なにがしだったそうで。。。
万の位に届かなかったものは、「万引き」と呼ぶことはできません。
ですから「五千引き」と呼びましょう、このTBSの方。
そーゆー理論からいくと(どーゆー理論やねん!)、チロルチョコ1個ちょろまかした子供は「万引き」などではなく、正式な罪名は「五円引き」と呼ばれなければならない。
「98円の消しゴム」をちょろまかした場合は「98円引き」の罪で、警察にしょっ引かれることになる。
仮に「千疋屋」で「380円のフルーツゼリー」を万引き、いや「380円引き」した人は、場所が千疋屋であったとしてもそれは、正式には「380円引き」の罪を犯したことになるのだ。
「ああ、どうせならあと2つやっときゃよかった!」とどんなに嘆いても後の祭り。
たくさん細々としたものを盗んだバアイはちょっと処理が複雑だ。
警察「こら! お前を3,500円引きの罪で逮捕する!」
犯人「でも、これは2割引きって書いてありましたが」
警察「え? ちょっと待て。今電卓で。。。」
犯人「わたし何円引きになりましたか?」
警察「う~ん、正確には3,247円引きだ! 3,247円引きの容疑で逮捕する」
そんなわけで、これからの警察の採用試験には簡単な算数の問題も出されそうだ。
その男、今ごろは豚箱の中でこんな会話を聞いていることだろう。
警察A「こいつ、万引きじゃねえんだってよ! 正確には5,230円引きだって!」
警察B「ちぇっ、しけた野郎だぜ、ったく!」
ザンネンでした~!