別にEDではないのだが、最近どーも立たなくなった。
いや、立たないのではない。
自主的に立ちたくなくなったのだ。
どういう場面で立ちたくないか?
いや、そーゆー場面ではない。
そーゆー場面では立ちたい!
立たねばなるまい! どーしても。
ボクが立ちたくなくなったのは、他でもない。
コンサート会場で、である。
いつから、人はコンサート会場で立つようになったのか?
それも、一部、盛り上がりの場面でではない。
最初から最後まで、立ち上がったまんま、なのだ。
下手したら2時間も3時間もたったまんま、である。
そーゆーエネルギーはもっと他に費やせないものか。
どーして、そうも立ち上がりっぱなしで聞かなければならんのか。
ボクは不思議でならない。
この「立つ行為」が普遍化したのは、「コンサート」のことを「ライブ」と呼び出してからではないだろうか?
かつては「コンサート」だった。風も水越けい子も岩崎宏美もピンクレディーもみ~んなコンサートではなかったか?
それが今や、猫も杓子も「ライブ」だ。
ライブ、ライブ、ライブ!
そして、みんな立つ、立つ、立つ!
座っているヤツは白い目で見られる。
「や~い、おじん」と声には出さずになじられる。
ボクは立つのがいやだ。
立たないで静かに聞きたい。
無理して「ミスチル」や「ミーシャ」のライブに行って、つくずくそー思った。
立たなくてもいいライブはないのか?
そー思って探した結果、「小椋佳」のライブを見つけてホッとしたものだ。
そもそも、彼自身がずっと座って歌っていた。
観客はみんな中年以上だった。
しょっちゅう中座してトイレに行っていた。
そんなわけで、楽しみにしていた吉田拓郎のライブが来月ある。
抽選で当たったのだ。
果たして立たないで見られるものか?
う~ん、ビミョーなライブになりそうだ。