痛い言葉がある。
どこが痛いかにもよる。
例えば「耳」が痛い言葉。
「だからあれほど言ったでしょ!」
がそれである。
「あれほど」がどれほどで、「内容」がなにかは人によって異なる。
ボクのばあいは、ほぼ「勉強」に関するものだった。
それは必ずツーシンボを見られたときに親の口から発せられた。
ヒジョーに痛い言葉であった。
あとは「お尻」が痛い言葉。
言葉というか、あまり意味のないそれが大量につながり合った「お話」といいますか。
そういうお話を長々と聞いているとどんなに座り心地のいい椅子に座っていても「お尻」が痛い。
お尻が出たついでに、「座りの悪い」言葉というものもある。
例えばこういう形容詞がボクに付けられた場合がそうである。
「イケメンの」
「ニヒルな」
「寡黙な」
などである。
逆に、相手が「こそばゆくなる」言葉、「気持ちいい」言葉もある。
これらの言葉を武器にして「水商売」は成り立っている。
また、あらゆる業種業界のトップセールスマンはこの言葉の達人として知られる。
これらの言葉は、相手にとって「痛い」言葉や「刺す」言葉の対極にある。
だけど、ものごとは何でもバランス。
過ぎたるはなんとかで、あんまり調子に乗って多用していると、「歯が浮く」言葉になってしまう。
そうなると、相手を気持ちよくさせる効果は半減してしまう。
歯が浮く、といえば、歯槽膿漏になってもそうなる。
そして歯が抜けてしまう。
そうならないように、皆さん、食べたら歯をしっかり磨きましょう。
あれ?
何の話だっけ?