はく?

「はく」という言葉。

どこに「はく」かによって当てる「漢字」が違う。

「足」に着ける場合は「履く」。

靴やスリッパや下駄やスキーなどは「履く」である。

「下半身」に着ける場合は「穿く」。

靴下・スカート・ズボン・はかまなどは「穿く」である。

ちなみに新聞表記では平仮名です。

「腰」に着ける場合は「佩く」。

刀・剣・サーベルなどは「佩く」である。

これも新聞用字では平仮名表記。

まさか「スリッパ」を「腰」に履くことはあるまいし(そもそも履けまいし)、

「サーベル」を「下半身」に佩く(怖っ!)こともあるまい。

まあ、こちらは男性の勇ましさの象徴として、つまり「比喩的表現」としてならありそうだが。

おっと、話があらぬ方向に行きそうだ。

閑話休題。

かつて「カレーライス」を「はいて」しまった知人がいた。

あんまり辛くてオエッ!と「吐いた」のではない。

その人は本当に「履いた」のだ。

カレーライスを!

ボクは当事者なので詳細は割愛するが(恥ずかしくて言いたくないので)、

とある喧嘩の中で、怒りに任せて誰かが放り投げたカレーライスの入った皿を、

仲裁に入ろうとして、その人は履いてしまったのだ。

実際足を突っ込んで、文字どおり「履いて」しまったのだ。

当然の成り行きとして、勢い余ってズズズーッと、履いたまましばらく床の上を滑走したのだったが、

その辺の詳細な描写は自分でも恥ずかしく、申し訳なくて、穴があったら入りたい気分になる。

ああ、ごめんなさい。

閑話休題。

さてさて、今日はとてもあったかい。

なんでも3月の気温なんだそうです。

そろそろメッシュのスニーカーを履いて、るんるん気分で外へ飛び出したいね!

でもこれは一時的なんだって。

まだまだ秋田の厳しい冬は続くそうです。

はいはい、覚悟はしてますよ。

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