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「ばか・・・」
「ばか!」
「ばか!!!」
「ばか〜〜〜〜〜!!!!!」
アルファベットで表すと「BAKA」。
ひらがなで「ばか」。
たった2文字なのに、それが口から出た時の状況で、ずいぶんとニュアンスの違う言葉になります。
恋人同士の「可愛い愛情表現」としての優しい「ばか」もあれば、逆にこの2文字がもとで「大げんか」や「離婚」になったりするコワい、冷たい「ばか」もあります。
このように「言葉」というのは優しくてコワいもの、あったかくて冷たいものでもあります。
冷たい気持ちを冷たい言葉で伝えることは、それはそれで合目的的でいいのでしょうが、一番困るのはホントは「優しい気持ち」なのに、それがそうじゃなく誤解されて相手に伝わることです。
「ばか・・・」が「ばか!!!」と変形して伝わること。
話し言葉なら、ある程度自分の感情を的確に伝えることができます。
身振り手振り、感情を込めた表情と声色で、自分の気持ちを伝えることは可能です。
しかし、「書き言葉」はそれを伝える手法に限界があります。
さっき挙げたような4種類以外に画期的な表現は見つかりません。
で、ここが大事なところなんですが、書き言葉は「前後左右の文脈」で「感情のニュアンス」を表現するものだということです。
話し言葉の身振り手振り、表情と声色に当たる部分を、そのフレーズ以外のところで、きちんと明確に表現しなければ、相手には的確に伝えられないのです。
・・・私はあなたを心から愛しています。
だからこそ、あえてあなたに伝えたいのです。
「ばか・・・」と。
これ以上の言葉が私にあるでしょうか?
この2文字に、もしも羽が付いていたなら、きっと今頃、あなたの窓を叩いてこう言ってることでしょう。
「ばか、ばか、ばか・・・」と。
ああ、あなたに会いたい!
早く私を迎えにきて! みたいな。
即興で書いちゃったので変な文章ですけど、これなら少なくとも「大げんか」にはならないでしょう。
言葉は愛のささやき。そして凶器。
くれぐれもお忘れなきように。