パソコンやメールの普及で、明らかに減ったもの。
あくひつ【悪筆】
当人は丁寧に書いたつもりでも、へたとしか言いようの無い字。(新明解国語辞典:第6版)
文字を書く機会が本当になくなって、最近とんと見なくなった「悪筆」くん。
あれはある意味「個性」でもありました。
昔の年賀状には流暢な「良筆」くんに混じって、愛嬌のある「悪筆」くんもた〜くさんあったものです。
そして、その筆跡から誰だかすぐに分かりました。
今は、そういうものをほとんど見なくなりましたね。
メールでもなんでもワープロの文字だけになってしまいました。
書体は概ねゴシック体と明朝体。
おおざっぱに言えばその2種類だけ。
誰が書いてもその2つ。どっちもきわめて良筆だ。
強いて言えば、違いは文字の大きさと色ぐらい。
この年になると、妙に学生時代の友人に会いたくなるのですが、会いたいのは決まって優等生ではなく「悪友」のほうですね。
「悪筆」もまたしかり。
ああ、悪筆くんに会いたいなあ。。。