テレビを見ていた。
ビートルズの特集をやっていた。
日本公演から50年なのだとか。
その当時のことをインタビューしていた。
チケットが当たった人も、当たらなかった人もいた。
チケットが当たったのに、親や先生に「おまえは不良だ、ばかもん!」と言われて涙をのんだ中学生は今、すっかりおばちゃんになっていた。
「行かせなかったら死ぬ!」と言って親を脅迫した今おばはんもいた。
浪人中にたまたまもらったチケットを握って、下駄、学ランで福岡から上京したのは財津和夫だった。
そんなわけで、いろんな人たちが「ビートルズ日本公演」の思い出を語っていたのだが、どいつもこいつも「いい顔」でしゃべっていた。
いい顔で話す人たちは、今もいい夢を見ている証拠だ。
いい夢を見ているときは、みんないい顔になるんだな。
先日、あるステキなご夫婦とお酒を飲んだのだが、彼らのいい顔は「水泳」の話をする時だった。
妻に聞いたら、ボクの一番いい顔は「ご飯の炊き方」を話している時だったそうだ。
妻はいつも「おいしいもん」を語る時にその顔になる。
寝ててもその顔である。よだれまで垂らしている。
いい顔で話す人たちは、おしなべて皆、つまりは「シアワセ」なのだなあ。。。